公開: 2020年4月8日
更新: 2020年4月8日
19世紀にイギリスで発表され、その後の世界に大きな影響を与えた『進化論』の考え方に基づく思想です。
進化論では、生物は最初から現在、我々が見ている形の生物がいたわけではなく、もっと原始的な生物がいて、それが「突然変異」によって少し変化し、その変化がその動物の生きている環境に合えば、従来の生物よりも生きるために有利で、結果として新しい突然変異で誕生した生物が、生き残ってゆく、とする「自然淘汰」の原則に従って、少しずつ変化してきたものであるとする考え方です。
生物学者のダーウィンは、南太平洋の島々に住むトカゲや亀が、アフリカ大陸や東南アジアで見られるものとは異なる形や、生き方をしていることから、動物が自分達の環境に合わせて、少しずつ変化したため、このような違いが生まれたとして、進化論を証明しました。
それまでのヨーロッパの社会では、聖書に「この世界は神が創造した」と書かれていることから、全ての動物は、神が世界を造ったときから、我々が見ているような姿形(すがたかたち)に作られていたと考えられていました。